「野の花 ー その８ 百合編 パート２」

立てば芍薬、座ればボタン、歩く姿は百合の花。美人の代名詞のようにいわれたこの言葉ももう死語になりつつあります。
わが庭にもこれらの花があります。でも咲く時期が違い一斉に見ることは出来ません。芍薬とボタンは並んでして咲いていました。百合は山百合、新種の赤い百合、カサブランカと三種類あります。


山百合は、門のすぐそばの苔庭のにありましたが、いつの日にか７～８Mはなれたロックガーデンの脇に移動してきました。球根の百合がどうして移動したのか不思議でなりません。苔庭の百合はなくなりロックガーデンの百合は毎年姿をだします。
しかしこの２年は、サルの餌食になってつぼみからは花が咲くまでには至りません。
　　
清楚な姿のボタンと、芍薬とカサブランカと並べて、美人の姿を期待しましたが、カサブランカもカマキリの餌食になりつぼみまでで、花の姿をみせてくれませんせした。
いつまでも、純白である事は難しいのかな！

遠い昔中学の修学旅行で京都に行った時、バスガイドさんの言った言葉を紹介
『立てば、パチンコ、座ればマージャン、歩く姿は千鳥足』今からウン十年前の舞妓さんの姿。今はなんと言うでしょうか。何十年たっても不思議に覚えています。

「野の花ーその７ うばゆり 軽井沢の Merry Widow」

花木苑にはお客様として何人かの未亡人たちが訪れます。
彼女たちはおしゃれで、周りの人を包んでくもっているくれるような優しさをもっている。
これまでに苦しい事や悲しいことがあったであろうに、そんな事は微塵の出さない。
ひと夏を別荘ですごし、優雅であるか、決して華美でなく活動的で、前向き。
うらやましい存在。
私も早く未亡人になりたい。
だって全部自分の時間だもの。
でも、そうなったら、花木苑の庭の掃除はだれがするの。冬の雪かきは？
草ぼうぼうの花木苑を訪れる客はサルかいのししの家族か、熊か。
軽井沢の自然はきびしい！。もうちょっと有夫人でいよう。

「野の花ーその６女郎花、男郎花」

おみなえしが如何して女郎花。ある夏の日玄関におみなえしをいけてありました。
水を替えるのを怠っていると、水がくさり、異様な匂いが周囲に漂っていた。。
おみなえしが女郎花であることの意味を発見。先人の知恵に脱帽。
それ以来おみなえしは庭で見るだけの花に変わりました。
秋の七草の女郎花の横になぜか、男郎花が咲ました。
わが庭はおいらん草に女郎花、それに、たいまつそう・・・遊郭か？。
サルやいのししの男共、決して夜の色香かに迷わされて進入してこないで！。
我が家は昼間だけ営業の花木苑

「野の花ーその5 おいらん草」

なぜおいらん草？。花の姿がおいらんのかんざしににているから！
群馬のお客さまから群馬では｛盆花｝というのよと教えていただきました。
そういえば、軽井沢でも畑の端に咲いているのを見かけたことがありました。昔から花の少ない盆の頃に咲く花として畑の隅に植えていたのでしょうか。
盆に帰ってきたご先祖さまはおいらんのこの花を見て浮世に戻りたくなったら、この世はゆうれいばかり。どうか盆に帰ってきたご先祖様の墓前にはおいらん草は上げないで下さい。

「クラフト講習会へのお誘い」

８月２７日（日）軽井沢ぎゃらりー花木苑で『ハンドメイドを楽しむ会』を行います。
長谷川恵子さんを講師に迎えて、軽井沢ロードさんの企画です。
午後のひと時を手仕事に熱中するのも楽しいのではないでしょうか。
高原のさわやかな風にふさわしい作品にわが庭に花を１輪さしてみました。詳しくは軽井沢ロードさん、または当苑にお問い合わせください。