フシグロセンノウをはじめて見たのは、夏の軽井沢にきてすぐのころ。当時私は愛宕山にあった山小屋から貯水地の方を通り二手橋から軽井沢銀座に日参していました。貯水池を下るとすぐにセントアンドリュウス邸という浅間石の高い塀のお屋敷があり、その脇を小川がながれていました。その沢の向こうに清楚でかわいいオレンジ色の花を見つけました。一輪のその花はよわよわしげにみえましたが、黒い節にまもられた真のしっかりとした花でした。その後フシグロセンノウを見かけることは少なくなりましたが、我が家のちかくにこの花の群生しているお宅が有り分けてもらいわが庭の一員になりました。
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